【リライトtips】会計ミステリー!?利益は出ているのに、どうして資金がない?
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税理士法人リライト
塩田 拓
2025-12-19
こんにちは!
税理士法人リライトです。
「売上が伸びて利益も出ているのに、なぜか資金が足りない…」
そんな声を経営者の方からよく耳にします。実はこの現象、会計の仕組みを正しく理解していないと誰にでも起こりうる“落とし穴”です。
売上や仕入、経費の実際の入出金のタイミングは計上時とズレることが多いです。
そして、そのズレを考慮したうえで資金繰りをしなければなりません。
今回は、多くの中小企業が直面する“利益はあるのに資金がない”問題の正体について解説します。
会計ミステリー!?
利益は出ているのに、どうして資金がない?
今期は売上も順調に伸び、利益も前年より増えているにもかかわらず、決算書を見ると資金(現金預金残高)は減少している。まるで、帳簿の中で資金が消えてしまったかのような「不可解なミステリー」です。
利益と資金は、まったく異なるルールと流れの中で動いています。
例えば掛取引の場合、売上が立った時点で帳簿には収益が計上されますが、実際に資金が増えるのは売掛金が回収された後です。同様に、仕入が計上されても、買掛金の支払いが済むまでは資金は減りません。会計上の収益・費用と、実際の入出金のタイミングのズレこそが、利益と資金が一致しない理由なのです。
発生主義など会計の仕組みへのあいまいな理解から生まれた「利益=資金」という誤解や、帳簿上の利益がそのまま現金預金として存在するはず──との思い込みこそが、「利益はあるのに、どうして資金がない?」事件の真相です。
利益を上げることは重要ですが、それだけでは十分ではありません。資金の流れを読み解き、資金繰りの改善に取り組むことが健全な経営の第一歩です。
以上の記事について詳細を知りたい事業者の方には、関連する情報を個別に送らせていただきます。
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